東雲の読書感想文倉庫

東雲が今まで見た映画や本の感想文を思うままに書いてるブログです。たまに感想じゃないのも書く。※感想文である以上ネタバレばかりなので注意※

名探偵コナン ゼロの執行人

【※腐向け発言してます。苦手な人は読まないのをおすすめします】

 

Twitterから来てるなら既知のこととは思うが東雲は腐っている。
一昨年の純黒の悪夢でヘリ諸共撃ち抜かれて以来もうあれよあれよという間に赤安沼に落ちてった。それからは起床後昼飯時帰宅後就寝前も毎日欠かさず検索してました。朝目が覚めて真っ先に思い浮かぶ赤安のこと~♪
昨年のから紅前ぐらいには少し落ち着いていたのだがその際も安室さんが出るみたいな噂を聞き、まぁ見に行ってみるかと軽く足を突っ込んでたった5秒で陥落、泣きながら友人にアポなし電話をして1年後に来るであろう安室透もとい降谷零の存在に怯えきっていた。


あれから1年。
正直に言おう。他ジャンルに行ってました。行ってたけどやっぱり気になって観に行ってきた。赤安はもちろんだけど、そもそも赤井さんと安室さんのことが個人として、普段絶対買わないフィギュアを買ってしまうくらいに好きだったので時間は空いちゃったけど見に行かなければなと思ったんよ・・・

 

さて今回のコナンはは東京サミット開催予定の施設が爆破され、毛利小五郎が容疑者にされる。コナンは小五郎の容疑を晴らすために調査をしていくが、爆破事件の影にいた安室との敵対、同時多発テロなど数々の難問がコナンを襲うのであった。

 

一言で言うと降谷零がかっこよかった。
あまりにかっこよすぎて例の恋人のシーンではうぎぃと声を漏らしてしまった。
できるだけ最小限に抑えたつもりだけどすいません。ラスト15分は胸を抑えながら見てました。あんなん惚れるしかないやん。

 

アクションめちゃくちゃかっこよかったけど今回はそれとは違うかっこよさも強く感じた。今思えばあの態度もコナン君を本気にさせるためだったのかなとも思うが、ポアロ前でのコナン君の問いに、安室透の可愛らしく人懐こい感じで躱すのではなく、淡々と受け答えをしていくその姿は本来の降谷零の一部のように見えた。

 

世の中は正しくあろうとする人に不利だ。正攻法だけで世界は回らない。
そんな世界の日本という国で彼は常に約1億3000万人の命を背負っている。あの映画の時間だけではなく常に。その1億3000万人を守るために切り捨て、破らなければいけない理由を彼は何度考えたのだろうか。

何度考えた末にあのやりとりの最後の言葉に至ったのだろうか。

それを想像するだけで私は頭が痛くなる。


自分の行為に責任を持つというのは今の私では多分想像できないほどに難しい。しかし責任が増えれば増えるほど自分は埋もれていってしまうことは知っている。だから私は必要以上に他人と関わりたくない。

けれど詰まることも驕ることもせず淡々と「守るべきものがある」と言い切った、降谷零のあの逞しい広い背中に強く憧れた。

今すぐには無理だけれど、それでも少しずつでいいから、貴方に恥じない人間になりたい。そう思った。